過敏 2006 2 16

 日中の動きについて、問題があると思います。
最近の個別銘柄は、日経平均株価の動きに過敏すぎると思います。
 3分足チャートで、よい形になった個別銘柄が、突然、値を崩していた。
その理由を調べてみると、その時間に、日経平均株価が急落していた。
 これでは、リスクが高すぎます。
3分後に、日経平均株価が、どう動くか、誰も予想できないはずです。
 ただでさえ、最近の日経平均株価や個別銘柄は、
米国株式市場が高ければ、大幅高で始まり、
米国株式市場が安ければ、大幅安で始まるという「リスク」があります。
しかも、米国株式市場が、どう動くかは、だれも予想できません。
 始値においては、米国株式市場の動向というリスク。
日中の動きについては、日経平均株価の動きというリスク。
 これでは、とてもリスクが高すぎて、
一般の人には、株式投資は、難しいと思います。
 このような状況で、株式市場に残るのは、
ギャンブル好きの人だけで、一般の人は敬遠することになるでしょう。

今は昔 2006 2 10
 本日(2月10日)、前場の新興市場は、
日経平均株価の下落に引きずられるように、急落しましたが、
昔の新興市場は、こうではなかったのです。
 あれは、2003年の春。
日経平均株価が、ひたすら下げ続けていた頃の話です。
 これでだけ日経平均株価が下げたので、
新興市場専門の個人投資家は、
大変な損失を抱えているだろうと思って、聞いてみると、
意外な答えが返ってきたのです。
 「我々は、絶好調である。
日々、日経平均株価を、見ざる、言わざる、聞かざるの三猿相場で、
頑張っているから、新興市場は、堅調である」
 この当時は、日経平均株価は、ひどい状態でしたが、
逆に、新興市場は、好調だったのです。
 今は、どういうわけか、
新興市場も、日経平均株価の影響を受けるようになりました。
それは、「マニュアル投資家」が増えたからでしょう。
 一昨年ぐらいの本には、こういうことが書いてありました。
個別銘柄は、日経平均株価の影響を受けやすいから、
「日経平均株価の分足チャート」と「個別銘柄の分足チャート」を、
同時に表示しながら、デイトレードしているという本があったのです。
この本は売れましたので、マニュアルになってしまったのかもしれません。
 こうした流れは、仕方ないのかもしれません。
就職活動の面接マニュアルがあると聞いて、驚いたら、
もっと、すごいのがあると言われて見たら、
何と、デートのマニュアルまで、あるのです。
これには、あ然としました。
 私が大学生の頃は、就職も恋愛も、
先輩に、「当たって砕けろ」の精神で、頑張れと言われたものです。
「何かマニュアルはないのですか」と聞く後輩には、
「そんな年寄りみたいなことを言うな」と怒鳴っていました。
 今や、サムライは、いなくなってしまったのか。
いるのは、マニュアル人間だけか。

































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